歯磨き習慣とおなかの調子
口腔細菌と腸内細菌叢の関係性は以前から指摘されていて、適切なお口の衛生管理が推奨されています。また、ガム咀嚼などの口への刺激は腸活動を活発にするといわれているそうです。
機能性便秘は幼児期に最もよくみられるお腹の不調ですが、毎日の歯磨き習慣との関係についてこれまで調査したものはありませんでした。
この度、東北大学病院顎口腔機能治療部の土谷忍助教らの研究グループが83,660組の母子を対象に、機能性便秘の有無と、毎日の歯磨き回数との関係性について解析を行いました。
その結果、歯磨き回数が少ない子どもで機能性便秘のリスクが増加することを認めました。
適切な歯磨き習慣があるグループ(1日2回以上)と比較すると、歯磨きを毎日は行わない子ども(1日1回未満)では慢性的な機能性便秘になる確率が62%増加していたそうです。
小さなころからの衛生的な生活習慣の取得はとても大切だということが言えるのではないかと、この記事を読んで感じました。
子供の生活習慣はまず大人が実践しているところを見て当たり前を共有するところから始まるのではないかと思っています。
保護者の方も一緒にお子さんと歯磨き習慣を見直してみませんか?
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