花粉症の季節がやってきました?

すでにムズムズした感じに襲われている人が増えてきている花粉症

今年もアレルギー症状に悩まされる季節がやってきている様子。

鼻水鼻づまりで息苦しいのは嫌ですね。

ついつい口呼吸になってしまいがち。

さて今日は、子供における口呼吸の弊害の可能性のお話。

まだマウス実験の段階ですが、こんなレポートが出ていました。

アレルギー性鼻炎や副鼻腔炎、アデノイド肥大など、さまざまな要因によって引き起こされる鼻呼吸障害は、睡眠の質の低下や顎顔面の成長への影響など、広範な影響を及ぼすことが知られています。 得に思春期前から青年期にかけての発達期には、鼻閉(鼻づまり)が前歯開咬や上顎前突、横方向交叉咬合など、さまざまな歯や頭蓋顔面の問題の原因とされているそうです。

 これらの影響に加えて、発達期における鼻呼吸障害が脳の発達と機能に与える影響を解明するために研究がおこなわれました。 

今回、研究グループは、運動制御の中枢であり、認知機能や感情への関与が示されている小脳に着目し、発達期における鼻呼吸の影響についてマウスモデルを用いて解析しました。

その結果、発達期に鼻呼吸障害をもつマウスでは、運動能力の低下や抑うつ様行動の増加が観察されました。

また、鼻呼吸障害が行動異常を引き起こすメカニズムとして、発達期における神経回路形成の障害が関与していることも発見されました。

研究の結果は、鼻呼吸が脳の正常な発達と機能維持に不可欠であることを示したとともに、小児期の鼻呼吸障害に対する早期診断と介入の重要性があるのではないかということが科学的に示唆されました。

鼻呼吸障害が単なる呼吸の問題を超え、脳の発達や将来の精神的・身体的健康にも深く関わる可能性を示唆しており、医療や健康管理における新たなアプローチの必要性を提起しました。 

 アレルギー性鼻炎やアデノイド肥大といった鼻呼吸障害をもつ小児への治療の重要性が再認識される可能性があります。



さて、このレポートと歯科医療にどんな関係があるかというと、保険診療の範疇で検査・診査できるようになった「口腔機能発達不全症」に関連しているそうです・・

「お口ぽかん」とか。。

口腔機能発達不全症の検査や処置はどんなものかというと、唇を閉じるトレーニングや歯並びの不正から生活習慣や成長発達を見極めていくことなど様々な角度からお子様の成長発育を見守る歯科医療です。

0歳から高校生までが対象です。

お口ポカンは歯科医院に相談してくださいね。



きたがわ歯科クリニック

H27年11月、岩手県盛岡市長田町に歯科医院を開業しました。 皆様の美と健康の増進に貢献できるよう、お口の専門家としてアドバイスさせていただきます。 クリニックの職員全員が女性です。女性のライフスタイルに合わせたきめ細やかな配慮を心がけて歯科医療に取り組んでいます。 一般歯科、口腔外科、小児歯科、歯科矯正、予防歯科、審美歯科、顎関節症、静脈内鎮静を併用したリラックス外来、訪問診療、インプラント

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